屋根は、瓦やトタン、合成樹脂など防水性のある材料でできていますが、経年劣化や天災などの影響により、防水機能が失われ、雨漏りが起きてしまいます。雨漏り修理は屋根専門の業者に依頼することが一番ですが、すぐ対応できない時もあるでしょう。早急な応急処置を必要とする場合と、状態によっては自分で修理できる場合がありますので、ご紹介したいと思います。まず、オールマイティーな応急処置の雨漏り修理法として、ブルーシートを使用する方法があります。
ブルーシートは水分を通さず、軽くて広範囲にも使用できます。雨漏りしている場所を検討したら、屋根全体を覆うようにブルーシートをかぶせます。ブルーシートの固定は、ロープで要所を結んだり、上から挟み込むようにロープを張り渡らせ、土のう袋の重さを利用して固定させます。瓦屋根は、防水薬品を混ぜたモルタルで、隙間が埋められています。
地震などの影響により、ズレや割れができてしまう場合がありますので、その際は古い瓦を撤去し、新しいものを設置します。周りは防水コーティング剤を充填すれば修理完了です。トタン屋根や合成樹脂素材の屋根も、錆による腐食と経年劣化によるヒビなどができてしまいます。新しいトタンや合成樹脂材に交換したら、釘などで止めます。
この釘穴も雨漏りの原因となってしまいますので、しっかりと防水コーティング剤を塗り、隙間が出来ないように注意しましょう。いずれの雨漏り修理も、高所での作業となりますので、安全帯の使用など、転落予防を必ず行いましょう。